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「コロナ」今後どうなるのか

 いまだに日本、そして世界を苦しめ続けているコロナ。日本でもそして他の国でも国民は「自粛」に我慢できなくなり、経済の面からみても人の流れをこれ以上止めておくのは難しくなり、どんどん緩み始めている。残念ながらこの流れはもう止められないだろう。そして、今は増え続ける患者に対応し懸命に治療してきている医師や看護師も身が持たなくなり、疲れて、そしてバカバカしくなるだろう。どんなに治療して直してあげても毎日新たな患者がどんどん発生し、聞いてみれば、「宴会やっちゃったあ」「やあ、キャバクラで女の子と遊んでたらね、かかっちゃったあ~」「俺らホストはね、生活かかってるッスから(一晩で10万円稼げるおいしいこの商売ーやめるワケないっしょ)」。
 かなり気を付けて自粛していたが(感染)うつされてしまったのならともかく、「やっぱり楽しくやらないとね。」「自分は体が丈夫だから大丈夫。」―最近はいろいろと理屈を付けては自分を正当化して遊び始めている連中が感染してしまっている場合が多い。そのツケを、尻拭(ぬぐ)いをなぜ我々医療従事者だけがやらねばならないのか。-というバカバカしさ。疲れたので「まあ、適当にやって(治療して)おけや」-たぶん、次第にこんな流れになっていくんだろうなと。

 

総理周辺も経済優先
 最近は、あまりやる気がなくなったのか、菅官房長官や西村大臣等に任せきり。まあ、あまり関心が無いのも無理はない。この人たちは「貴族階級」。病院の待合室で2時間も3時間も待つ―なんて事は経験したことがない。自分や家族に何かあれば懇意の有名医師に連絡し、裏口からすぐ診察を受けることができる。PCR検査だっていつでも何回でも自由に受けられる。検査の順番をイライラしながら待っているーなどという庶民の苦労は必要ないのだ。そして、万一感染した場合にはすぐに有名大学病院に入院。ただちに万一を考えた手厚い看護が始められ、その結果この特権階級の人達が重症化する率は極めて低いーと思われる。

 

遺伝子が不安定なので突然変異しやすい
ヒトの遺伝子のように二重螺旋(らせん)の遺伝子の場合は、安定しているそうだが、コロナは一重螺旋(らせん)のため「不安定 → 変異しやすいー」という特質を持つ。 

 つい最近もマレーシアで感染力が10倍に変異したコロナウィルス株が発見された。毒性についても今のうちは丈夫な人は無症状で済むような「中」程度のレベルですが、とにかく遺伝子が不安定なので途上国のスラム街などで突然強毒化した株が現れ、世界中に広がってしまう―というような事態も十分あり得ます。

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  いろいろな人とこれからの「行く末」の話してゆくと、各国ともコロナ対策に既に多くの国家予算をつぎ込んでしまっているのでこれ以上国家予算を大きく使えない、そして十分な補償ができなくなるから居酒屋や夜の接待の店も稼ぎを得るために開けてしまう―という流れにならざるを得ない。というわけで、これからはどうしても経済優先の展開になってゆくことが予想される。結局、「丈夫な人だけが生き残ってゆくのだろうな。」とーつまりコロナ後の世界は「人の選抜」になるであろう―と予想している次第である。

外国とテレビ電話(オンライン英会話)その7

 レッスン回数も1700回を超えて、受けた講師の数も400人以上となった。そして、このところ1000レッスンほどは、全てフリートーク(Free conversation)にしている。これは過去の経験からフリートークが一番効果的と思われるからだ。

 最近は、僕の選ぶ講師は99%フィリピン講師だ。過去には東ヨーロッパのセルビアなどいわゆる「白人」講師も何人かは受けてみたが、いい講師もいるが、全体的に「質が悪いな」と思った。根底には「黄色人種を見下す」雰囲気がすこしある感じ。そのため「黄色人種にはこの位でいいだろう」というような、この仕事を軽く見る傾向がある。その反対に、フィリピン講師にとって日本は「あこがれの国」。日本の伝統的な文化や食べ物、またどこへ行っても安心安全で、全体的に清潔、また、いろいろな物がきちんと整っている点(電車の正確な時刻に始まり、医療の国民皆保険制度)など、あらゆる日本の長所にかなり惹き付けられている。この層は上流階級なので日本の生活様式の方が「肌に合う」という感じである。なので、中にはエリートづらして見下してくるような講師が少数いるものの、全体としてはフレンドリーな講師が多い。そんなわけで現在はごく自然にほとんどフィリピン講師を選ぶーとなっている。

 日本では「フィリピン」と言うと「アバズレ風俗嬢」―のイメージが強いが、実は彼女らはあまりにも貧しい家庭の出身のため、小学校さえも満足に卒業できなかった人達だ。そのため英語が話せず、国内ではロクな仕事にありつけない(あっても生活できないほどの低賃金の仕事しかない)。そこを悪質ブローカに付け込まれて、親に安い契約金で身売りされたかわいそうな境遇の人達である。そのため、その貧しさゆえ麻薬や売春などの犯罪に走る、犯罪者と付き合いがあるーというようなドロドロとした闇の世界に関わっている場合も多い。

 他方、講師になる人は99%英語の上級者であり、またほぼ100%の講師が大学出身者である。子供を大学まで出せる親であるから、当然「収入もそれなりにある」家庭だ。我々日本人が普段ほとんど目にしないこの国の上流階級の出身者がほとんどだ。(とは言いっても自宅ではインターネット接続ができない(月々の契約金が支払えない)、軽のような小さい車でさえも持てていないーという家庭も多いので、日本のレベルで言えば講師のうち約1/3は「中の下」階級と言える)。

                                           ある日の「講師リスト一覧」

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 国全体として、平均給料は月に2万円程度。他方、このNC会社の講師は月に3万円は稼ぐので、一般のフィリピン人から見てまぶしい存在の「エリート階級」と見なされている。

 

日本の生活保護費の額に驚く講師たち

 最近の話題はいやおうなくコロナウィルスの話が多い。最近の日本の状態はどうだとか、ロックダウンは終了したのかーなどなど。そんな中で、「最近はコロナの影響で店の経営が悪くなり、生活保護を受ける人が増えてね」と言うと、「生活保護とは何ですか?」と質問が来る。実は僕たちも内容は良く知らない。でもいろいろな講師からたびたびこの質問が来るものだから、それでこちらもいろいろ調べてみてその結果を教えてやるのだが、生活保護費の額の話になると、結構驚かれる。

「月に8万5千円が国から支援されるのですよ。」と言うと、ほとんど「は?」―という答えが返ってくる。無理もない、8万5千円と言う額はレート換算すると43,000ペソーこの額を稼げるフィリピン人は全人口のうちほんの5%程度。いわゆる大企業の幹部や私立病院の医者などスーパーエリートと呼ばれる人達だ。「日本政府から最下層の日本人への支援金がスーパーエリートの給与と同じ」―この事にどうしても理解ができない様子だ。「じゃあ、私達の月3万円の給与は何なのよ。日本政府の最下層の人への支援金の半分以下って何なの?」と結構混乱し始める。自分たちはエリートだと思っているのに、どうゆうわけなのーというわけだ。

(次回へ続く)

 

過去トピック(その1~4)は下記操作(画面左上の「カツくんのつれづれ日記」をクリック)で見つけられます。

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中国はどうしたいのか(その2)


 コロナで各国が対策に手を取られているのに付け込んで中国の領土拡大行動が活発だ。日本では尖閣諸島へ毎日中国軍艦が侵入してきて、日本の漁船を追い払ってるし、ベトナムとフィリピンにまたがる南シナ海では両国の沿岸付近にまで進出し、小さな島に居留施設や飛行場を建設、海は軍艦で固めて、「この領域は中国のもの」と宣言。西沙区、南沙区と行政管区名まで付けて既に規定事実の扱いだ。また、インド北部では相変わらずカシミール地域に進出し、軍事突破を狙っている。

中国はどうしたいのか(その1)
https://idktskn.hatenablog.com/entry/20150112/1421041348


 特に国力の弱い国に対してはナメた態度が露骨で、その国土の沿岸ギリギリにまで進出してきている(フィリピン沿岸、マレーシア沿岸など)。

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「沿岸200カイリはその国の領海」という国際的な取り決めがあるが、全く無視している。中国としては「習主席の偉大な指導により、領土は拡大、国はますます発展している。」という誇らしいアピールを国内外へ宣伝したいのだろう。しかし、中国の実態はもはや「習皇帝の絶対王政」であり、皇帝習のご機嫌をそこねれば平民はもとより共産党内の高官といえども「死」の危険が大きい。つまり、現在の中国は「習の私有物」であり、その他の13億の国民は高官も含めて「習皇帝へ絶対服従を誓うしもべ」なのである。彼が「あいつは目つきが鋭いな、私が気に入らないのだろうか」とつぶやけば、周囲の高官は忖度(そんたく)して、習に鋭い目を向けたその人物をそのうち「国家反逆罪」の疑いで逮捕するだろう。そして、最後には秘密が外に漏れない刑務所の中で抹殺してしまうかもしれない。実はその人物はただ昨晩奥さんとケンカして不機嫌だったーそれだけだったかもしれなくても、だ。よって、習と接するすべての高官はいつも心穏やかにして、常に優しい尊敬のまなざしを彼に向けねばならない。この接待は一生続く。実は皇帝と接する時間が多い高位の高官ほど危ない。我々だって、たとえ仲の良い友達であっても一生のうちには誤解が生じたり、時には「仲たがい」―ということもあるだろう。このような、日本では後(あと)で笑い話になるくらいのことが、中国では文字通り「命取り」になる。北朝鮮でしばしばNo.2と呼ばれる実力者が処刑されるのもその実例と思われる。
 
香港は終わった。次は台湾と尖閣だ。そして沖縄も
 中国のとりあえずの目標は太平洋をアメリカと分けること。つまり、ハワイのすぐ近くまで(日付変更線まで)海洋領土を広げることだ。そのためには台湾はどうしても取りたい島だ。ここで邪魔なのが「沖縄の米軍基地」。ここは固定の巨大空母のようなものだ。この基地が無ければ中国の軍艦はもっと沖縄に入ってくるだろう。「沖縄が?まさか。」と思うかもしれないが、ここは元々は琉球王国。その昔、その地理的位置を生かし、中間貿易で栄えていた国だ。中国と日本に対しては毎年貢(みつぎ)物を送ってご機嫌をうかがっていた-いわゆる八方外交という政策を取っていた。そして、これを中国側として都合よく解釈するなら、「琉球は我が国に貢物を贈ってくる。そして当時の中国王朝「明の皇帝」は琉球王がこの地を支配することを許した」という理屈が作れる。「沖縄は元々は日本領ではない。属国である琉球国のものだ」ーとなる。
 中国としては今のところ注意深くアメリカの情勢をうかがっている状態だ。アメリカはこのところ毎日5万人もの新規感染者を出していて、コロナ対策が主にならざるを得ない。そしてトランプ大統領の方針はアメリカ本土第一主義であり、遠い東アジアの事は二の次だ。アメリカ国内がもっと混乱してくれば東アジアにかまっていられなくなる。そして沖縄の駐留部隊がその数を減らされ始める。その時が来るのをじっと待っている感じがしてならない。(おわり)


尖閣諸島が日本領である証拠が出ていた。(外務省ホームページより)
(1)米軍は米国施政下の1950年代から尖閣諸島の一部(大正島久場島)を射爆撃場として利用していましたが,中国側が当時,そのことについて異議を呈した形跡はありません。
(2)1920年5月に,当時の中華民国駐長崎領事から福建省の漁民が尖閣諸島に遭難した件について発出された感謝状においては,「日本帝国沖縄県八重山郡尖閣列島」との記載が見られます。
(3)1953年1月8日人民日報記事「琉球諸島における人々の米国占領反対の戦い」においては,琉球諸島尖閣諸島を含む7組の島嶼からなる旨の記載があります。
(4)1958年に中国の地図出版社が出版した地図集「世界地図集」(1960年第二次印刷)においては,尖閣諸島を「尖閣群島」と明記し,沖縄の一部として取り扱っています。

 

コロナ後の「新しい生活スタイル」についてー提案

 日本ではようやくコロナが沈静化し、いろいろな規制が解除され始めてきた。しかし、以前のような混雑した会場や公共交通機関の車内などはもう許されないだろう。しかし、どうしても「密」になりやすいのが、通勤時間帯の公共交通機関(電車、バス)、そして休日の行楽地だ。

 そこで提案なのだが、有給休暇を「時間単位」で取れるようにしてはどうか。今のところ、ほとんどの企業が”有給休暇は1日ごと“であるため、朝ちょっとの用事があっても有給は1日取らねばならない。時間単位の有給休暇制度であれば、朝2時間だけ有給を取り、残りの6時間は働ける。これは労働者、企業にとっても”有益”と思われる。

 この「時間単位の有給休暇」制度、実は一部の官公庁では既に実施されている。内容はー有給休暇1日を8時間に分ける。これを、時間ごとに分割して取得できるようにする。こうすると、子供の保育園への送迎(朝、夕)、出勤前の午前中に医療機関で診察を受けるーといったようなことが可能になる。そして、現在は平日の早朝に出勤が集中しているのが少し分散されるようになる。また、金曜日の午後に有給を取れるようになると、昼食を食べる前の12時に帰り始められるので、電車などの移動中におにぎりやサンドイットなどで少し昼食を取りながら2時過ぎには帰宅し、すぐ家族で出発すれば目的地のホテルに金曜日夜に宿泊できる―ということも目的地によっては可能になってくる(テレワークを導入できる会社なら、金曜日をテレワーク日にすれば、もっと早く出かけられる)。子供が夏休みなど長期の休暇中の場合は特に利用が増えると思われるので旅行者、そして宿泊施設にとっても金曜の夜に宿泊者数が増えるので双方にとってかなり有益だ。

 高速道路、新幹線も土日に集中していたのが、金曜日の午後から―というように少し分散される。また、行楽地は従来、「土曜日の午後~日曜日の午前」が混雑時間帯だが、これが「土曜日の午前から」と半日分広がるのでこれまた混雑の分散につながる。

「単語1コ」から始める英会話(その7)

 なぜだか「難しい道」を用意する日本の社会

 10年以上真剣に英会話に取り組んできて、1年半前から始めたオンライン英会話のおかげもあり、やっと日本語のできない相手(外国人講師)と1対1、英語のみで25分間のフリートーキングができるほどに上達できました。で、このレベルに来て思うことは「やっぱり日本の英語教育は変だな。」ということ。

 一番おかしな点は「重要でない文法まで重要にしている」。その代表格が「動詞にSを付ける」です。主語がHe,She,Itの時は動詞に「S」を付けるーというアレです。実際、会話の中ではしばしば(かなり)この「S」は無視されます。(というのは、いちいち付けたり外したりしていられないー会話は速いテンポで次から次へとどんどん進むから)。「ええと、この場合は主語がHeだから○○でーあっ、でも過去形文だから~」なんて考えていると、普段でも話すのが遅いのにもっとスローになってしまって、会話の「間(ま)」が非常に悪くなる。で、「S」なんか付けずに話すのですが、会話には全く影響がないです。唯一、文法に厳しい講師から「今の英文、こことここで「S」が抜けていましたよ。」と指摘を受けるくらいのこと。別に付けようが付けまいが、会話の内容、情報の伝達には全く支障がないーつまり、動詞の「S」付けは実は重要文法ではないということです。

 また、別の例では、「名詞では名詞によって容器を変える」ーというアレです。

水はガラスコップで飲むから、a glass of water、コーヒーは陶器のカップで飲むから a cup of coffee,( 牛乳は紙パックで売っているから a carton of milkだそうです)。では、ガラスコップで牛乳を注文したい時はーーなんだか頭が混乱しそうですね。

 実はこんな時は、one water,one coffee, one milkのように「注文したい数 + 物の名前」でいいそうです。2つなら、2 water, 2 coffee, 2 milk -たったこれだけ。これで通じます。つまり、a glass of water という言い方は確かに正式な文法」ではあるのだけど重要ではないーということです。

 他にもいろいろ「重要でない文法まで重要にしている」ことが数多くあり、その結果「英語というのは規則だらけの面倒な言葉だね。」という誤った認識を持たれており、英語嫌いの最大原因となっています。良い成績を取っている生徒でさえ、「クソめんどくさい科目だな、まあ、大学入試まで我慢、我慢」と思っていることが多い。

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 国語でもその傾向があり、サ行変格活用、ラ行変格活用などを習うのですが、大多数の生徒は「こんなものいらない。」とよくわかっていますよね。「ほう、正式な文法としてはこうなのだな。でも面倒くさいな。まあ、とりあえず大学入試まで我慢しておこう(憶えておこう)」くらいなものです。そして、大学入学後は中学高校の教師が汗水たらして執拗に生徒に刷り込んだ(はずの)サ行変格、ラ行変格などの最重要な国語文法でさえも「はて?何だったっけ?」と、生徒側はすっかりと忘れてしまって、結局、普段使っている「(学者から見れば)正式ではない日本語」での日常会話に戻ってしまっている。でもそれで全く支障はないわけです。

 日常会話はもとより、その後会社に入って上司、取引先に敬語を使うーそんな時でも「正式ではない日本語の敬語」を使って話しているわけですが、何の支障もない。「君の敬語は間違っている。「とんでもございません。」ではなく、「とんでもないことでございます」だろう?、直したまえ。」なんて言ってくる人はーまずいない。日本人ではサ行変格、ラ行変格なんて忘れてしまっている人がほとんどです。でも、人生において「会話に困った」なんて事はほとんどない。

(注:実は「とんでもないことでございます」が正しい、正式な日本語です)

 だから、知識として一応「正式な日本語、日本語文法」を習うのは良いとしても、だからといって普段話している日常会話を直す、「正式な日本語文法で話すように改める、努力する。」←なんて必要は全くない!ーってことは皆さんよく承知しているところです。

 正式な日本語文法とはーそれは、「国語学者が集まって勝手に決めた正装(蝶ネクタイにタキシード)のような堅苦しい言い方に過ぎない。」と思うのです。そして、アナウンサーや政府の報道官などの職に就(つ)かない限り、正式な日本語文法使う機会というのは人生においてめったにないーというのが実情です。

 

 話を英語に戻します

 なので、学校で教えている正式な英語もー(欧米で言語学者が集まって勝手に決めた正装のような堅苦しい言い方に過ぎない)と思います。ゆえに、ネィティブが普段話す会話とはかなりかけ離れています。

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例えば、観光地などでよく頼まれる、「私達の写真を撮ってくれますか?」

Can you take a picture of us ? への答え方は、正式英語では、

Yes, I can. (正式な答えではまず、「Yes/ No」を言う。次に疑問文の「you」は「I」に変える。最後に動詞takeはdoに変える)―こんな、最も基本的な答えを作るだけでも面倒くさいですね。

でも、ネィティブの普段会話なら、

Sure.(もちろん。←答えとして、たったこれだけです

 

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ちょっと急いでいて、撮ってあげられない時は正式英語では、

No, I can’t.(いいえ、私は撮れません)-すごいはっきりした断り方ですね。

 

でも、ネィティブの普段会話なら、

Sorry, I’m in a hurry. Sorry.(すみません、私は急いでいるのです。すみません。)

ー正式な文法に全て違反しており、Sorryも2回使っている。正式な文法書的には悪文です。

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でも、日本語の訳を見ればわかりますよね。どちらが相手の感情に配慮している良文か。

 

本の学校式の英会話は変な所が多い

 ーと思います。上の例を見てもわかるように「Do you~?, Can you~?」の答えは必ずしも「Yes/ No , + 主語 + doなどの略動詞」ではありません。時と場合、相手の状況により言い方は千差万別です(返答として「Sure.」「OK」「Great!」など感情を込めた1単語だけで済ませる場合も多いです)。

 また、初めて英語に触れる中学1年で早くも「完璧な文」しか許さない、1カ所でも間違えれば減点ーというやり方は生徒に高い緊張をもたらし、その結果、挫折者=「英語嫌い」の生徒を数多く生んでしまっています。特に先生は「学業成績の良い生徒は他の生徒の模範になってもらいたい」と思うらしく、これら優秀な生徒の回答は特に細部に至るまで厳しくチェックします。その様子はまさに「チェック魔」です。優秀な生徒側も「高得点を維持したい」という強い思いがあり、否が応でもその「細かいチェック」に敏感になっていきます。そして、それら生徒は次第に日常の生活でも「あらゆる事の細かいミスが気になる」神経質な性格に変わっていってしまうーといった傾向があるようです。

 

無理のない、なだらかな上達への道を選ぼう。

 それは、ネィティブの言い方を真似(マネ)するーことだと思います。特にネィティブは「2,3単語で作られたフレーズ」や「単語だけ」で会話することも多いので、まずはそこから真似(マネ)する。

 

なるべく短いフレーズから真似(まね)を始める

 上達の段階を図にしてみると、こんなイメージです。

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What do you like ~ ? の答えには文なんか必要ないんです。

 

具体的な練習方法は、

基本文法はほとんどわかるよーという人はここから、

www.youtube.com

 ※ 「初心者」というタイトルを軽く見ないでください。

  学校で英語の成績が優秀だった人も実は「英会話の通信簿は1,2」という場合が多いのです。

 

いや、基本文法も自信がないーという人はここから、

 

idktskn.hatenablog.com

 

ちょっと遊び感覚で上達

idktskn.hatenablog.com

 

追伸:

話している時、わからない単語が出てきたら

 たとえば、外国人と会話していて、「イーボゥ」と聞こえたとします。「あれっ?この単語、何だかわからない」と思ったら、聞いた通りーそのままで良いので、「イーボゥ」と発音し、さらに「?」を付け加える。つまり、「イーボゥ?」…これ、実は一番単純な疑問文(1単語だけの疑問文)。これだけで、「イーボゥ」の意味を聞いているなーと相手はわかるんです。この「1単語だけの疑問文」、実はネィティブの間ではとてもよく使われています。(正式な文だけを目指す学校英語では絶対に教えないけどね)。さあ、今度話す時に試してみましょう。

外国とテレビ電話(オンライン英会話)その6

 レッスン回数も1500回を超えて、受けた講師の数も400人以上となった。そして、このところ800レッスンほどは、全てフリートーク(Free conversation)にしており、講師もこちらも自由に会話を展開できるため、講師の性格が表に出やすい。
 僕の感想から言えば、講師は実にいろいろ様々(バラエティに富んでいる)という感じ。文法の細かーいところまでうるさい講師もいれば、文法なんてほとんど気にしない講師もいる(僕の場合は「通じればそれでいい」という考えなので、もっぱら後者系の講師を指名している)。また、何かというと政治経済の方面へ話題を振ってくる講師(インテリ系)がいるかと思えば、お天気や季節の話題など日常会話中心の講師もいる。「私は先生よ。」と難しい顔で上から目線の講師もいれば、「ハーィ、お元気ですか?」とまったくフレンドリーな講師もいる。
 この講師数が多く、かつバラエティに富んでいるーという点はNC(Native Camp)の良い所ではないだろうか-と僕は思っている。というのは、まずとりあえず1度はレッスンを受けてみる。そして、自分に合えば「お気に入り」に登録する。逆に、「この講師にはもう二度と会いたくない。」と思えば自分のPCの講師リスト表に出てないように(表示されないように)非表示に設定することができる。それだけだ。(何回かレッスンしているうちに、次第に合わなくなってくる講師も出てくるが、その場合は「お気に入り」を外せば良い)。こうして最後には、「自分に合う講師だけを数多く確保」できる。
 日本で語学学校へ通う場合だとこうはいかない。講師としての「英語の実力レベル」はある程度予想できても講師の考え方や性格などは事前に把握するのはほぼ不可能だ。受講し始めてから、「この先生とは合わないなあ。」とわかっても途中で止めてしまえば前払いで払い込んだ講座料が無駄になるだけだ。結局、合わない講師と残り6回レッスンとかを付き合う羽目になる。これが都市部以外だともっと大変になる。そもそも英会話教室の数そのものが少なく、自分の都合の良い時間や料金などを考えていくとほとんど選択する余地はなくなる。

 

コロナの影響
 現在フィリピンでは外出は禁止されている(買い物、通院などどうしても必要な時だけ、最小限の人数での外出はなんとか許されている)。NCのオフィスはセブ島の「マンダウエ市(Mandaue)セブ市の隣り」にあるのだが、コロナの影響を受けてオフィス講師の数は「-80%の減少」となっている。NCのある3Fのオフィスには2部屋あって、通常は1部屋に150人ほどの講師が勤務しているのだが、現在は20%以下だそうだ。つまり、今は「隣の講師は結構離れて座っていてスカスカの状態」。封鎖以降、NCはシャトルバスの運航を開始しているが、隣の市との境には検問があり、特別な許可証のある人以外は通過できないようになっている。そのため現在は市内在住の講師しかオフィスに来れない。また、政府からのお達しで「人との間を空けるように(Social distance)」なので、それもあり、現在オフィス講師の数は極端に少なくなっている。

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 そのため、在宅講師の数が大幅に増加した。新規の在宅講師が数多く採用されたほか、元はオフィス講師だが通勤できなくなった講師は在宅からのレッスンに切り替えている。しかし、インターネット契約を持っていない講師、持っていても郊外や田舎に居住で通信状況が悪い環境の講師も数多くいて、その結果、レッスン内容が良く、しかも通信環境も良いーという講師に指名が集中している。生徒による「奪い合い」のような状況である(1レッスンに付き200円の追加料金が発生する「予約レッスン」でさえも1週間先まで全部埋まっているーという講師も数多い)。

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2020/6/3 NCオフィスのあるセブ島についてはロックダウン(都市封鎖)が5月末で終わり、6/1からかなりの講師が復帰したそうだ。とりあえずは50%のCubicleが埋まったという(つまり、現在講師は1つおきのCubicleに座っていることになる)。社会的な距離を取るーということだ。

 元々はオフィス勤務なのに、復帰せず依然として自宅からのレッスンを続けている講師もいる。コロナが怖いそうだ。「患者が多く発生している地区から来ている講師もいますから。」とのことだ。ーあきらかにオフィス内感染を恐れている。日本より日々の新規患者数が多く、また病院の数もかなり不足しているこの国ではコロナに感染することは「死」が間近になることのようだ。

 それにしてもここ2,3日の通信環境は悪いな(不安定だ)。この島の多くの企業が業務復活して回線が混み始めたーのかもしれない。

 

過去トピック(その1~4)は下記操作(画面左上の「カツくんのつれづれ日記」をクリック)で見つけられます。

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コロナウィルスについて(その5)

 今年は例年になく春が遅かった。聞けば二酸化炭素、その他有害ガスの排出量が全世界で前年比40%も減少しているそうだ。間違いなく、コロナの影響で人々が家に閉じ込められ、車や飛行機での移動など活動が極端に減っているためだろう(現在は日本では国際線で客を乗せた旅客機は1つも飛んでいない状況だという)。また、「自粛」が長引いているため、都市部の店は持ちこたえられるかどうか、大変な状況だ。

 かくゆう僕も現在は勤務日の半分が自宅勤務となってしまい、自宅でできる仕事を少ない出勤日に見つけて用意しなければならず、その上、本社からは〆切日は「変えない」という指示だから、「どうやって〆切日に間に合わせるというのか」と半ばあきれているところである。

 それにしても、国内で患者が発生してから1か月半くらい小康状態(全国の日ごとの新規患者数が50人ほどで推移)が続いていたのに、その間政府は経済対策にばかり関心があり、感染者増加に対してほとんど何も用意していなかったことが明らかになった。マスクだけはなるほどあちこちの企業に依頼し、新たに作るための機械設備の補助金なども付けていたが、そのほかの感染防護服や人工呼吸器などは「全く増産の依頼はしていなかった」。そのためここへきて慌てて各企業へそれらを依頼し始めたのだが、今から新規製造を依頼しても実際に生産が始まるのは早くても5月中旬、そして出荷は6月の初旬―こんなところだろう。その間、多くの患者、医療スタッフが大いに苦しむに違いない。

 雇用調整もしない。外国から、また自粛のため国内の旅行者も大幅に減少している中で観光会社、ホテル、土産物店などでは閑古鳥―従業員はロクに仕事がない。一方で、配送業者は通販の増加で需要が増えて忙しい。生活必需品を運ぶトラック業界は慢性的な人手不足。スーパーなどは従業員が足りない(学校が休みのため、小さい子供を持つ従業員が休みがちなため)。また、各地の農家は外国人研修生が来ないためこれまた人手不足。日本の中で「人手余り」と「人手不足」が混在しているのだから、厚生労働省が音頭を取って上手く調整すればいいのに「やらない」。

 そして、やっと航空会社のCA(スチュワーデス)を活用すると思ったら、防護服の縫製作業だって。この縫製作業については岡山など衣類産業の会社が早くから手を挙げていて、彼らは業務用ミシンと技術を持っているから縫製に慣れていないCAに任せるより3倍以上速くたくさんちゃんとした物を仕上げられる。そしてその結果、防護服の数がひっ迫している各地の病院へより早く届けることができるのに何故かそうしない。今余っているCAには慣れない縫製作業より病院へ行き、医療スタッフを後方支援する役の方が適任でしょうに。だって、彼ら彼女らは万一の航空機事故に備え常日頃から応急処置など医療の知識、技術の訓練を受けているわけだから、そして礼儀正しい職員が多いわけだから忙しい医師や看護師をイラつかせることなくサポート役にはピッタリでしょう?

 何か幹部の政治家や学歴だけは高い官僚達が机の上だけであれこれ考えて出した答えだけが実行されている感じで的外れ。アベノマスクも不衛生な外国の工場で作られたらしく汚れや虫などで回収騒ぎ。

 反対に東京都や大阪の知事は非常に頑張っており、日頃は遊び人の大阪人でさえ「よっしゃ、知事があんだけ一生懸命ならば、しゃあない、家に居たる。」と大阪の繁華街はまさかの人出8割減を達成してしまった。北海道も今のところまた感染者が増えてしまっているが、ここの知事も自らの仕事にとても一生懸命だ。今、曲がりなりにも新規患者数が減ってきているのは各知事の頑張りによるところが大きいーと思う。

 そして、新規感染者が全国で400人を超えると、もうベッドの容量オーバーみたいでコロナ以外の救急患者を含めて「患者のたらい回し」が始まる。いわゆる「うちの病院では受け入れられません」という受け入れ拒否が続出(実際に多くの病院でベッドがいっぱいで受け入れられない)。そして救急車は1時間も2時間も受け入れ先を探してあちこち走り回る、その間に患者はどんどん悪くなるーという状態だ。相撲界の力士、勝武士はこのベッドの容量オーバー状態の時に発病してしまったためにPCR検査さえも受けられず悶々としているうちに日が経ってしまい、ついに犠牲となった。

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 最近、内閣は唐突に「検事の定年延長」法案を提出してきた。内容は「内閣が気に入った検事は63歳の定年を超えてまだ勤められるようにしたい」ということだ。そうなると、黒川という内閣お気に入りの検事が検事総長(検察のトップ)になる線が濃厚だ。検察という組織は政治家を取り調べることができる唯一の機関なので「どうしても検事長にはお友達を置きたい」ということだろう。(森友問題や財務省の公文書改ざんを本格的に調べられたらたまらないからね)

 しかし、国民としてはそんな総理の個人的な事情より、「コロナ対策」の方を十分に、優先的にやってもらいたいーわけです。秋からはまたコロナが活動しやすい気候になるというので、それに備えて今のうちから医療用のマスク、防護服、医療従事者の数、ベッド数などを十二分に量を確保しておくべきだが。また中国客のウェイトが大きかった観光産業はどうするのか(また中国客を受け入れられるのか)、居酒屋や夜の街は経営をどうするのか(制限するのか、その線引きは?)、補償は?-いろいろコロナ関連の問題は山積みなのに、ぜんぶ後回しで「総理の個人的な事情」が最優先されている。

 とにかく、そんな人間様の事情にお構いなく、このしつっこいウィルスはわずかな隙(すき)をついて再びどんどん増殖する機会をうかがっているーというところ。

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