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池袋暴走事故について

 横断歩道を渡っていた親子2名が死亡した例の池袋暴走事故について、最近初公判が行われた。被告の飯塚幸三氏は「車の異常だ。」と主張し、かたや暴走したプリウスを製造したトヨタは「アクセル、ブレーキのデータがあり、ブレーキを踏んでいない証拠がある。」として両者の主張は真っ向から対立している。これについてちょっと思い当たることがあるので書いてみた。

 

子供の頃、指をゲガした
 僕は子供の頃、右手の人指し指を怪我したことがあった。そしてその時に鉛筆を持とうとして持てなかったことがある。つまり、僕は人差し指を曲げて鉛筆を保持したつもりだったが、右手を見ると人差し指はほんの少し曲がった程度で鉛筆には届いていなかった。しびれやマヒのため自分の感覚と実際の指の動きに乖離(かいり)が生じていたーわけだ。
 ここで本題に戻ると、つまり飯塚氏本人は「足を曲げてブレーキを踏んでいた」感覚であったが、実際はマヒのため足は真っすぐ伸びていた。-のではないか。

 

プリウスのブレーキペダルの位置を見る

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 やはり、真っすぐ足を伸ばすとちょうどアクセルペダルを踏むようになる。この車はブレーキを踏む時は意識して右足を左に寄せないとブレーキの位置に行かない。ちょっと窮屈な動作を強いられるわけだ。

 結論としては、普段は感覚と「足の曲げ」が一致していてブレーキを踏めていたが、この時はマヒが出て「足を曲げてブレーキを踏んでいた」つもりが、実際は真っすぐ伸びていた-のではないかと推測している。いずれにしても足にマヒがある人が車の運転などするべきではないね。

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