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コロナウィルスについて(その3)

 とうとう、「センバツ高校野球も中止」となった。こんなことは前代未聞の出来事。驚いた。特に全く初出場の高校はかなりなショックだったに違いない。そんなに状況は深刻なのかーとも思う。自分の周囲を見廻してみても誰一人感染などしていない。それもそのはず、クルーズ船の患者を含めてもコロナに感染した日本人は全国計で1300人くらい。日本の人口はおよそ1億2000万人だから感染する率はなんと0.00001%。およそ10万人に1人の割合だ。しかも患者のうち17%(およそ6人に1人)は他のインフルエンザの薬と自分の免疫力で回復してすでに退院しているという。
 なので、うーん、ちと騒ぎ過ぎではないか。しかし、隣の韓国では1,2日のうちに2000人くらい一気に、爆発的に患者数が増えたーという。一説によると、何も対策をしないでいると10人のうち9人は感染するということだ。日本は今すごく人々が我慢し、患者が出ればすぐに隔離し、立ち寄った建物は全て消毒するなどかなり気を使って除染しているから、今のところ日に100人ずつくらいの増加で済んでいる。しかし、人の集まるイベントはことごとく中止、我が職場でもこの春県外へ移動する職員への送別会さえ中止となった。イベントが主な収入源の人達(居酒屋や花屋、コンサートを主とするアーティスト、スタッフなど)の収入は-90%、または収入0円のケースもあり、その窮状は大変なものがある。

 

患者になった人は「バイキン」扱い
 最近、わが県内でも患者が1人増えたが、その患者の周囲は大騒ぎ。公共交通機関は何に乗ったか。どの店へ立ち寄ったか。それぞれの店で応対した従業員は全員2週間隔離となり、立ち寄った店は全てが封鎖される(もちろん営業はしばらくできない)。もし勤務していた場合は、同じフロアの社員は濃厚接触者とみなされ、やはり全員2週間隔離、そしてその建物も封鎖される。つまり、その建物の社員は全員もれなく最低でも2週間は仕事ができなくなるわけだ。そしてその患者近所の保育園、幼稚園も安全のため閉鎖となる。その人が触れた可能性がある物は全て消毒されることになる。発生した患者と同じ市に住んでいる同僚からは「バカ野郎が、自宅に帰ってくんじゃねえよ。えらい迷惑だ。しかもあちこち歩きまわりやがって!」―とかなりグチっていた。同じ市に住んでいるとはいえ全く面識のない人でこれだから、隣近所に住んでいる人はカンカンだろう。通勤途上や仕事中など、やむを得ない場合はまだしも、休日に遊びに行って感染され、そして会社が閉鎖になった場合は辞表を書かねばいけないーような雰囲気らしい。

 

そして、WHO(世界保健機構)がとうとう宣言
 WHOが「バンデミック」宣言を出した。これは「コントロールできない世界的大流行」という意味。発生源の中国では徹底的な封鎖、検疫によりほぼ収まってきたが、イタリアでは全土で外出禁止(食料など日用品の買い物のみOK)。レジャーはもちろん仕事にも行けない。(どうやら、挨拶時の派手な習慣…ハグ(抱き合い)や頬へのキッス が原因らしい)イランでは政府要人にまで感染が広まっている。(こちらは、イスラム寺院で信者は聖なる柱に触れる儀式が何回かあり、これで広まっている)ーという。

 いったいいつまで我慢しなければいけないのか。収入が大幅減、また閉ざされた人達はそろそろ限界だろう。

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