ブログランキング・にほんブログ村へ

外国とテレビ電話(オンライン英会話)その9

 相変わらず、話題は「コロナウィルス」が多い。が、最近フィリピンでは1日の新規患者数が1500人程度とピーク時の6000人からかなり減少してきていて、どの講師も画面越しにホッとした表情が見える。交通規制、行動規制も緩み、市町村境界に設置されたバリケードも撤去され始めているとのこと。日本と違い、南の国なので1月でも「半袖(気温29℃)」なので感染は広がらないらしい。
 従って、現在では1日の感染者数は日本の方が多い。にもかかわらず、小学校から大学まで全ての学校は依然として閉鎖中で主にオンライン授業でつなげているとのこと。また、貧しくてインターネットが無い家庭においては子供の親が学校に教材を取りに行き、家庭での自主学習という形だそうだ。この「コロナによる行動規制」という点ではフィリピンの方が厳格で神経質に思えるが、日本に比べて医療機関がかなり貧弱で防護服や人工呼吸器などの医療資材も不足している状況を考えると、あながち神経質とも言えない。

 

最近のレッスン
 1年前までは契約した全講師に収入をある程度保証するためか講師数を制限していたが、最近ではこの制限を取り払ったようだ。講師は高評価点の順に表示されるので評価点4.8以下の講師はずっと下(スクロールしないと見えない所)に行かないと見えない。つまり、「弱肉強食方式」に変更された。人気のない講師はやめてもらうことになるーというわけだ。実際、講師になったはいいが1日待っても一人も生徒が来なかったなんて新人講師も出ているそうだ。逆に人気講師は生徒による取り合いだ。青丸が点灯してほんの2,3秒の差で取られてしまう。
 良い講師というのは大体共通点がある。まず、性格が温厚な事。初心者生徒にも我慢強く合わせてくれるらしい。次に聞き取りやすい英語であること。良い講師の発音は速くても意外と聞き取りやすい。たぶん発音が良いのと単語やフレーズの間にわずかな「間」を入れてくれているからだと思う。
 逆に悪い講師は「自己中心的なレッスン」が多い。話すスピードは上級者生徒相手でも初心者生徒相手でも変わらない。あくまでも自分のペースで話す。聞き取れなければ「がんばればいい。」ーという感じ。話題も自分がニュースや政治が好きならその方面にばかり行こうとする。そしてマスコミ特有の単語や政治用語なども平気で使ってくる(これはあなた、15,000語コースの単語だろうーということも「しばしば」だ)。文法も自分が習ってきた事だけが正しくて生徒の意見には聞く耳を持たない。(レッスンの後で調べてみたら、やっぱり講師の教えの方が間違っていたーなんてことは何回か経験している)

 

講師の待遇
基本月給はオフィス講師で月に18,000円ほど。しかし、最低消化レッスン時間(月総計)というものがあり、これに達しないとこの基本給も危うい。逆に2段階ある目標時間を超えると1段階ごとにincentive(奨励金)が支払われるので、たとえ5分、10分のレッスンであっても消化レッスン時間を稼げるのでありがたいらしい。また、各教材ごとに試験があり、合格したらその教材を担当できる資格を持つ。特にカランと呼ばれる4倍速く上達するというふれこみの教材は全て予約制なので予約料も加算されるため講師には人気がある。しかしまあ、カランに関心のない僕としてはカラン主体の講師は全体的に話すスピードが速くなっているのであまり歓迎はしていないのだが。また早口でたくさん喋(しゃべ)るので喉を傷(いた)めやすいらしい。

ブログランキング・にほんブログ村へ