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ケータイの機種を更新しました(驚き)

 8年使用したケータイの液晶がそろそろ壊れてきたので、量販店のauショップへ行って、機種変更しました。その際、いろいろと驚いたことがあるのでここで紹介します。
 「僕は(私は)スマホだから関係ないよ」という人でも家族や親戚、友人でケータイを使い続けるつもりの人がいるのでしたら、読んでください。

もうガラケーはありません。ガラホです。
 auの担当者に聞くと、もうガラケーは無くなり、全てガラホに切り替わったとのこと。ガラホとはー「外観やボタン類はケータイにそっくりだが、中身はスマホ」なのだそうだ。  いつまでもケータイとスマホの2系統体制では通信会社としては2種類の通信機器、施設を全国各地、中継地点へ配置しなければならず、経費が膨らみすぎるということらしい。
※ケータイ用の機器は現在使用しているユーザーのためのみ維持しており、今後は次第に無くなってゆくという。

ガラホの特徴

 電話である音声通話部分に力を入れている分、スマホ的な機能は制限されている。スマホのようにGooglePlayストアが利用できないので新たに入れられるアプリの数が少ない、指による操作が制限されている、しにくいなどだ。まあ、実際のところ、ガラホでインターネットをしようとすると、「どんどん通信料が加算」されるのでインターネット機能は使わない方が良い(実際、僕はほとんど使っていない)。
逆に電話はしやすい。テンキーは従来のガラケーと同じく金属ボタンだし、通話品質は通信がVoLTEという方式に切り変わったため、旧機に比べかなり聞きやすくなっている。そしてなにより「2つ折り」―この絶妙の開き角度が電話するにはちょうどいい。
(仕事で現地での電話が必要かつ重要なので、そのためだけに僕はガラホにしたわけだ)
 ガラケーとの違いは、すでに組み込まれているアプリによる自動アップデートなどでインターネット通信費が今までより増えるかもしれないーということだ。(実際にかなり増える。右下図のような通信制限の設定をしておかないと毎月2500円くらい増加すると思われる)

とにかく契約
 僕の場合、スマホはすでに持っていて、ケータイは電話、メールのみで使っており、ケータイ料金は月2000円ほどで済んでいた。なので、それほど料金は上がらないだろうーと思い、機種変更することにした。ネット情報によれば、auのインターネットショップで買った方が安いのだそうだが、なにしろ旧機器からのデータ引き継ぎや新機器の設定等が全くわからない。なので、少々高くても実店舗で全て設定してもらった方が良いだろうと思った。
さっそく契約に入る。「新機種の価格は45,360円になります」。―は?、前回までは機器代は全て無料だったのに、まるまる請求なのかよーと思い、質問すると、「今はスマホが主流なのでスマホに切り替えてくださるならば『機器は無料』の契約もあります。」とのこと。冗談じゃない、大手3社と正式にスマホ契約したら、月に4000円はかかるぞ。こちらは今まで通りの契約で機種のみ新しくしてほしいだけなんだが、と思ったが仕方がない。機器代も支払うことにする。が、しかし機器代はいろいろと割引が適用されるようだ。
auを37ヶ月以上利用の方…10,800円値引き
2年縛り契約…23,760円値引き(毎月の料金から660円が値引き×37ヶ月分)
で、この2つの値引き分を合わせると-34,560円、つまり僕が支払う機器代金は当初の45,360円から10,800円へと大幅に少なくなった。

2年縛り契約(ダブル定額Z)の か ら く り
 ケータイ、スマホの料金は内容がとてもわかりにくい。なので、多くの人が契約時のトータルの金額だけ見て「OK」としているのが現状、実態ではないだろうか。しかし、実際に2ヶ月後に請求が来てビックリ、ということになる。「当初の契約内容と違うじゃないか」とショップに苦情を言っても「いやいや、それ相応のデータをお使いになられていますよ。」との返事が返ってくるのがオチである。下記の表を見てほしい。


 「ダブル定額Z」の無料分はわずか500KB。もし、1回でもホームページを見れば軽く突破してしまう(例えば、今回のこのガラホ記事を見ているだけでも画像が多いので2MBは消費してしまうのではないか)。「ホームページなんて見ないよ。」という人がいても、「すでに組み込まれているアプリによる自動アップデート」が待っている。僕はこの「からくり」を知ってからはWi-Fi機器を購入し、自宅でアプリのアップデートをしているので「auでのインターネット通信量を回避」しているのだが、10/14(ガラホを契約した日)から10/29現在までのWi-Fi機器での「インターネット通信量」は右図のようになっている。1度だけガラホでホームページを見たのでその分(推定2MB)を差し引くと、「アプリによる自動アップデート」分は43MB(43000KB)となる。金額に換算すると、
(43070-500)×0.03円=1277円 ※ 500KBは「ダブル定額Z」の無料分
もし、何も知らず、買った時のままでガラホを使っていると半月分だけでこの金額が10月分の追加料金として上乗せされてくる。1(ひと)月では1277円×2=2554円の追加料金だ。
ダブル定額Z」プランの「毎月割で660円値引き」―にほとんどの人が釣られる。「2年縛り」の代わりに割引になっているーと多くの人が思っているが、実はそれだけじゃない。つまり、「毎月660円値引くかわりに毎月2500円ください。」ということなのである。
これがdocomoとなると、回避策がなくなる。Wi-Fi機器が使えない仕様なのだ。詳しい料金体系は知らないが、否応(いやおう)なしに同程度の毎月2600円くらいが強制追加料金となるようだ。
 そんなわけで、ガラホでは、これもインターネット通信であるEメールも最近はやらなくなってきており、ほぼ「電話だけ利用」な状態になってきている。(メール相手には送信が来るごとに「Gメール(スマホ)へ送信先を切り替えてください」とのメッセージを追加して返信している)。現在は通信制限の設定をしているため料金は毎月2000円前後と以前と変わらないが、天気予報も見れないようなきわめて窮屈な状態となっている。まあ、そのうち「仕事で現場での電話が重要」でなくなれば、ガラホ契約はやめてしまうのではないかーと予想している今日この頃である。


2019/05/30 追加
 最近、親父が機種更新した。もう古い電波用の機種は使えなくなるそうだ。手続きを終えて帰ってきたので、料金関係の書類を見せてもらうと、なんと、月額1280円。なぜそんなに安いのかーと聞くと、インターネット契約をしなかったという。そして、10800円のクーポン券も効いて、なんやかんやで新ガラホの機種代が0円になったそうだ。義弟も一緒に更新手続きに行ったので、手続きや料金プランを彼と全く同じにしたらしい。
 この契約だと、SMS(au)メールは使えるがEメールは使えない。でも、親父の場合、メールを打つことができず、電話のみなのでこれでOKなのではないか。全国には同じようなシニアが大勢いると思うので参考までに追記した。

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