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外国とテレビ電話(オンライン英会話)その4

 入会後半年(正確には7ヶ月)が過ぎた。レッスン回数は550回を突破。時間に換算すると240時間だという。上達度はーというと、目標としている「日常会話は何不自由なくできる。」について、やっと6合目(60%)くらいにまで近づいて来たかなーという感じ。それにしてもテキストを買わずにNHKラジオ講座「ラジオ英会話」を聞き続けられているのには自分でも驚きだ。前年からの新先生の方針で基本単語が中心とはいえ、話されている英文は間接疑問文や関係代名詞など文法的に複雑な文が多いので、「まあ、、行けるところまで。」と思っていたのだが、いまだに聞き続けられている。とっくに挫折するかと思いきや、意外である。ほかにも「英会話タイムトンネル」「基礎英語2」も聞いているので平日の夜は大忙しだ。なのでネイティブキャンプ(NC)のレッスンは平日は夜1回受けるのがやっとーな状態となっている。まあしかし、同レベルの全く違う教材をやる

https://idktskn.hatenablog.com/entry/20170503/1493814060

ーこのやり方のほうが効果的なようで、相乗効果で順調に、なおなお上達してきている。

 

リピート

 僕が10年間以上英語に取り組んできて最も効果があるなーと思っているのがこの「リピート」。できるだけテキストを見ないで講師の会話をマネてみるやり方だ。もし単語が1つ1つわかれば成功だ。わからないところがあればそこは聞き取れていないところ。そして不思議なことに、リピートができていない部分―そこは「話す」時にも弱い部分であるようだ。

「英会話タイムトンネル」「基礎英語2」、そして「ラジオ英会話」もこのリピートに結構時間を割(さ)いてくれているので「毎日の教材としてちょっと多すぎるな」と思いながらも止められないのが現状だ。

 

日本の英語そしてNCもなぜか、フルセンテンスに異常にこだわる

 ちょっと(かなり)頭に来るのが、講師から「フルセンテンスで答えてください。」と言われることだ。どうも日本人幹部から強く指示されているらしい。教材においても生徒が「フルセンテンスで答えざるをえない」仕掛けになっているものが非常に多い。しかし、実際のネィティブの会話は以下のとおりだ。

 

実際の会話(@。@)

https://www.rarejob.com/englishlab/column/20170222/

http://dokugaku-eigo.com/shouryaku/

 

そして当然、帰国の子供たちは基本「答えが短い」

https://ameblo.jp/candycookie55/entry-11056575225.html

 

 つまり、ネィテイブの会話というのは、「単語で良いところは単語で答えておき(手抜きで脳を休める)、文が欲しい時は文で答える、あるいは質問する(脳をフル活動する)。」―というメリハリをつけた会話なのであります。この方が脳もラクだし、会話が長く続けられる。ネィテイブは概しておしゃべりでたくさん話したい、何より小気味のいい速いテンポで話したいーので、負担の少ない、ラクな話法へと皆(みんな)流れて行ったのでしょう。

 とにかく、省略話法で話していても一向に不便を感じない。こちらの考えは正確に伝わっているし、相手の考えも内容の単語が主で返ってくるのでわかりやすい。それは大事な単語、大事な文法のところは省略していないからだ。ならば楽な方がいいでしょう。一体全体、ネィテイブでさえもやっていない脳に負担が大きいフルセンテンスでの会話をしつっこく押し付けてくる理由は何なのでしょう?これでは「楽しい英会話」ではなく、「苦しい英会話」ですよね。 

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日本語も、難しい正式会話で教えているそうな

また、こんな話もある。昔Jennyというアメリカ人講師に英語を習っていた頃のこと。ある時雑談で、次のような話をしてくれた。

「私はね、日本に来る前に日本語学校で2年間勉強したのよ。」「で、その時しっかり躾(しつけ)られた事は、『会話では主語は必ず付けて、文の終わりは時制に合わせて「です(現在)。でした(過去)。でしょう(未来)。」としっかり使い分けて話すように』―常に正式な文法で会話するように。」と、それから他にもたくさんの文法を教わったそうです。でも、いざ日本に来てみたら、実際は日本人はけっこう単語だけで会話したり、「あ、そう。」「それで?」「微妙。」とかの省略された簡易会話が多くて、私が頑張って苦労して身に付けてきた正式な会話なんてごく少ない。騙(だま)された。私の苦労は何だったの。」って怒っていました。その時は「へえ、英語教師だけでなく、日本語教師も自分たちの趣味である正式会話を押し付けているんだな。」とけっこう驚いた。 

 いずれにしても、このままフルセンテンスでの会話なんぞ続けていると、「私には英会話なんてとてもムリ」と勘違いして挫折―学習をやめてしまう人が大勢出るだろうーと予想される。結局、残ったほんの数%の人達だけが会得できるーという結果になるだろうね。

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