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外国とテレビ電話(オンライン英会話)その1

 先月からオンライン英会話に入会した。今までも日本語の通じない外人講師ばかりを狙ってあちこちの英会話教室に通っていたのだが、週に1回なのと、やはりグループレッスンなので話す量が少ないなあーと感じていたため、思い切って2ヶ月前に入会した。入会したのはNative Campという所。毎月の会費は5900円でレッスン回数は無制限(ひと月に何回でも受講できる。1レッスンは25分)。ものめずらしさもあって現在まででレッスン回数は150回を超えた。
 最初は、テレビ電話とはいえ初めて会う外国人ばかりで(当たり前)、しかもオール英語で会話(日本語は通じない)なので、最初の「講師を選ぶところ」からなかなか勇気がいったが、回数を重ねるに従ってだんだんと慣れてきている。


 このオンライン英会話というのはまさに高性能パソコンと高速インターネットのおかげで成立している。なにしろ一番近いフィリピン国でも日本から3000km離れている(国内の東京〜大阪は500km)。この間を超高速で音声と動画が行き交う。テレビでもよくあるのだが、東京のスタジオと西日本などの災害被災地との現場中継では1000kmほどの距離があるためちょっと音声の送信に時間がかかり、「スタジオからの問いかけに対して現場のリポ-ターが答える始めるまで間があり、会話のやりとりがスムーズでない(タイムラグ)」状態が見られる。なので、理屈上ではフィリピン国とでは3倍通信時間がかかるはずなのだが実際にはTVの現場中継の時より反応は速い。これは音声を優先し画像の方はコマ抜き(間引き)しているためだろう。さらに最近は9000km以上離れたセルビア、アフリカ諸国にも講師が居て、ここともあまり音声の遅れなく会話が成立している。パソコンとインターネットの威力をまざまざと見せつけられたーという感じ。パソコン以外ではできないレッスンだ。

 次の驚きは通信経費。もし国際電話を利用すると日本とフィリピン国間では1分35円。つまり、25分のレッスンだと875円かかるのだが、パソコンとインターネットを使えばなんと無料でテレビ電話が可能だという。理屈はe-mailと同じだそうだ(インターネットはパケット通信方式を採用)。ゆえに英会話運営会社は講師に払うレッスン料、講師の勧誘と管理運営費など通信費以外の経費だけで運営できる。(実際にはタイムラグをより少なくするため独自に高性能の通信設備は導入している感じではあるが)

 さて、フィリピンと言えば一般の日本人はフィリピーナやバクチ好きの粗い人達ばかりを思い浮かべると思うが、オンライン英会話を始めてからは最近は自分の中でフィリピン人のイメージが変わってきている。なるほど、知識階層の人達もいるのだなと。(フィリピンにはおよそ人口の10%ほどだが知識階層の人達がいる。そして英会話講師のほとんどはその層の中の人達だ)

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