ブログランキング・にほんブログ村へ

外国とテレビ電話(オンライン英会話)その3

 入会後4ヶ月が過ぎた。レッスン回数は300回を突破。時間に換算すると130時間くらいかな。英語のみの会話にかなり慣れてきてた(会話では難しいとされる「間接疑問文や関係代名詞文」でのやり取りにも少しずつ慣れてきている。この辺はNHKラジオ講座「ラジオ英会話」の効果がかなりあるように感じられる)。「ラジオ英会話」は例年だと中上級の単語が頻発しているのだが、大西先生が担当となった本年は基本単語が中心なので、「テキストなし」でも何とか聞き続けられている。

 

講師の勤務地

話を元に戻そう。講師は大きく2種類に分けられる。「自宅講師」とNC(ネイティブキャンプ)ビルに勤務する「勤務講師」だ。自宅講師の居住地は首都のあるルソン島を中心に国内各地に点在する。

「勤務講師」の勤務するNCビルはフィリピンのほぼ中央に位置する小さな島、セブ島のセブ市にある。ここは小さな島ではあるが、ダイビングなど海中風景の宝庫であるため近年リゾート地として発展めざましく、バカンス向け高級ホテル、また韓国人、日本人向けの英会話学校外資企業の委託を受けたコールセンターも多いという。国としても税収の多い地区のため警察の警備にも力が入っていて治安も比較的良好だそうだ。

他の国(セルビアやアフリカ諸国など)の講師は全員が自宅講師だ。

f:id:IDktskn:20190202164538p:plain

 

勤務形態

「自宅講師」の勤務時間はおおらかなようだ。おおまかに「昼間」「夜間」などの基本はあるものの、自分の都合により、かなりフレキシブル(臨機応変)に設定できるようだ。僕も数人自宅講師の「お気に入り」を持っているが昼に現れたり、夜に現れたり、あるいは数日姿を見せなかったりーと、本当に自分の都合に合わせて個人個人が自主的に運営しているようだ。

 

「勤務講師」の勤務形態は、基本的に、

朝5:00~午後2:00、午前8:30~午後5;30、

午後6:00~真夜中2:00 ※新人は午後5:00~真夜中1:00もあり。

(それぞれ1時間の休憩を含む)

の3部制となっていて、新規就業時に講師が好きなコースを選べるようになっている(基本的にずっと固定)。朝5:00からの講師で自宅が遠い場合、朝3:00に起床するのだそうだ。従って夜は9時頃には寝てしまうという。なぜこんなに始業時間が早いのかというと、フィリピン時間で朝5:00というのは日本時間では6:00(1時間の時差がある)。この時間帯は出勤前、あるいは早朝レッスンが好きなユーザーが存在し、かなり需要があるからーだそうだ。

他方、夜主体の講師は勤務の終了が午前2時。それなのに夜型勤務でも女性講師が多い。「そんな真夜中に帰宅して危険はないのか。」と聞くと、「バスは24時間運行しているのよ。」「外資企業のコールセンターも多く、時差の関係で真夜中(欧米は昼間)でも仕事は多い。」とのことだ。つまり、NCビルのまわり一帯は1日24時間、常に「にぎやか」であるらしい。

 

 気づいたこと

主にフィリピン講師が多いのだが、彼ら彼女たちは性格が次第に日本人っぽくなってきているように感じる。これは、雇用しているのが日本の会社(従って上司のほとんどは日本人)であること、そして日本人は勤勉で何事に付け「きっちり」していること(雇用面でも1日9時間勤務(休憩1時間を含む)など規則が守られており、粗暴な労働はないようだ。給与もフィリピン平均月収の倍以上は稼いでいる模様だ。故(ゆえ)に彼ら彼女らは今の勤務にある程度満足しているように見える)、また彼らはアジアの中で繁栄している日本という国に「あこがれ」を持っていて、ゆえにいろいろな面で日本、日本人に学ぼう、近付こうとしているためと思われる。特に講師は知識層、富裕層の家庭出身者が多いため、上司や日本人生徒との会話の中で感じることが多いらしい。メキシコでも人件費の安さから多くの日系企業が進出しているが、日系企業が多い市では犯罪率がかなり減少しているという。そのため多くの地域から「日系企業歓迎」の声が上がっているそうだ。やはりこのネイティブキャンプと同様にメキシコ人従業員の日本人化現象が起きているのではないかーと思われる。

 

+++ Coffee Break (雑談)+++++

 レッスン中での雑談によると、フィリピンの小中学校ではプールがないそうだ(市内に私営のスクールはあるが会費が高く、富裕層向けという)。従って日本よりもっと島国であるにもかかわらず、大人で泳げない人が非常に多いとのこと。国民全員がそれぞれの島の島民であるにもかかわらず、泳げないーというのは島民として致命的ではないか。つまり、「水泳」という国として重要な科目さえも行えない、各校にプールを作る予算が無いーということで、まだまだ財政的に苦しい国ということだ。

ブログランキング・にほんブログ村へ