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火星が明るく輝いてきた!

 「7月31日に15年ぶりに火星が大接近する」というので、最近ベランダで観察している。オレンジ色で明るく目立つようになってきたけど、他に似たような色で明るい星もあるので、間違えないように下記に星空図を添付してみた。

8月末まではかなり明るいそう。このHPでは各月ごとの火星の位置を示してくれてある。
↓リンクはこちら
https://www.nao.ac.jp/astro/feature/mars2018/position.html
夜8時頃、南東の低い所から見え始め、真夜中の12時までにほぼ真南(みなみ)中空にまで移動してゆく。



 太陽の周りを回る速度が地球の方が早いので今回のようにお互いに接近することはあまりないのだが、この「15年ぶりだ」という近い距離でも電波が火星に届くまでに4分、NASAのロケットだと8ヶ月もかかるという。
 つまり、現在2機の探査機が火星表面で活動しているのだが、地球から「右へ動け」と指令を送ると、4分後にやっと探査機のアンテナにその指令が届くーということ(大接近時以外は平均40分かかる)なのだそうだ。そうなるとどう動かして良いのやらわからなくなるのだが、その辺はまあ当方には関係のないことなので考えるのはやめておこう。
 現在、火星では惑星全体に砂嵐が吹き荒れており、地形の模様もよく見えず、ぼんやりしている。2機の探査機も砂嵐に太陽光が遮(さえぎ)られて、発電ができず「ただいま休眠中」という。

 火星がオレンジ色に見えるのは、地表のほとんどが「酸化鉄」で覆われているため。明るいのは太陽が火星表面を照らしているためだ。つまり、「月」と同じように、太陽の光が火星に当たって反射している反射光を我々は夜に見ているわけだ。
 次回の大接近は17年後というから、話のタネにもなるから1回は見ておいた方がよいのでは、ないでしょうか。
 なお、薄くても雲がかかっている夜は見えません。また、都市に近い所ほど見えにくくなります。どちらの場合も他の星、星座も見えなくなりますのでわかると思います。

もちっと、興味のある人は、↓
http://ktskn.web.fc2.com/Pctrs_abt_spc1.htm

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