「情報の大切さ」を思い知った。（その１）

　９月末に四国の西部へ旅行したのだが、この時「情報というのは大切なんだな。」と改めて思い知った。持っていったスマホが大活躍した。新幹線を福山で下車し、レンタカーを借りて、走り出す。外は小雨が降っている。今年の９月は雨９月。雨でない日は1週間も無かっただろう。９月末ならば天気も安定するだろうと思って旅行を決行したのが大はずれ。雨が降ったりやんだり、不安定な天気が続いていた。

しまなみ海道の入り口にさしかかった所（広島県尾道市の海岸付近）で、まずはtenki.jpアプリで現在の雨雲の状況、移動予想をチェック。すると、右のように九州から濃い雨雲が接近中。「こりゃ本格的な雨になるぞ！」ということで、四国に一番近い島にある絶景展望台（亀老山展望台）に行く予定をとり止め、最終日の10/1に回すことにした。ということで予定より早目に四国へ上陸。
　この日はその後も1時間ごとにtenki.jpで雨雲図をチェック。すると、「夜まで1日中雨」との予報なので愛媛県内子町の古い町並みを見学することにした。ここなら雨でも散策は可能。そしてこの日は早目にそのまま山あいの宿へ直行した。早めに宿へ着き、夜は暇でもあったので次の日の宿泊先である天狗荘についてスマホで行く方法を検索してみた。天狗荘は山奥の四国カルスト地域の中にある。アクセス道はどれも細く曲がりくねり、しかも距離が長い。他に何かいい道はないかなーと思い、検索する。
　　　検索条件：　四国カルスト　アクセス
　すると、あるではないか。２車線の立派な道が。東津野城川林道（東線）−「ん、林道？」―林道といえば良くてジャリ道、悪ければダート（泥）道―つまりランクルやジムニー、ジープのような本格的４輪駆動車でないと走れない−というイメージが一般的なのだが、この紹介ＨＰを見ると、どうみても良い一般道である。
http://precious.road.jp/kochi/higashitsuno-shirokawa.htm
　「ガセホームページかなあ」とも思った（インターネットでは作成者の願望（こうあってほしいという思い）で作られたニセ（架空）情報のホームページがある）。そこで別のＨＰも見てゆく。「うーん、どうやら本当にいい道らしい」とわかってきた。およそ林道のイメージとは程遠い立派な２車線の道。

　さて、ここで皆さんに１つクイズです。結局、行き帰りの往復とも利用することになった「東津野城川林道（東線）」とは右地図（拡大可能）の中でどの道でしょう。第２日めは宇和島経由でしたので右地図の左下隅（国道26号線「梼原町役場付近」）から右上の天狗高原を目指して走りました。（ちなみに車のナビは国道197号線から439号線を回って行くように指示していました。「東津野城川林道（東線）」についてはナビは全く知らないようです。
　− 答えは次回にて −