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「単語1コ」から始める英会話(その4)

単語とジェスチャーだけで伝えられない場合はどうするのか
 単語とジェスチャーだけで自分が言いたい事を伝えられるのはせいぜい50%くらいでしよう。つまり、残り50%はどうしても「文」が必要になってきます。どうすればいいのか。

「想定問答集」を作り、どうしても必要な文だけを憶える。
 あなたが外国へ行く目的は何でしょう?旅行、ビジネス?いや、実は、日本へ訪れる外国人相手の仕事だったりして。それらに必要な文だけは憶えたいーそれには政治家のセンセイがよく作る「想定問答集」が効果的です。つまり、あらかじめ予想される質問や答えの問答集を作っておき、本番前に訓練しおく。つまり、「予習」「予行演習」ですな。どういった会話が想定されるでしょう。入国手続、税関?お店での会話?ま、とりあえず誰にでも共通して必要になる「初対面のあいさつ」について「想定問答集」を作ってみました。特によく出てくる文は下記サイトにまとめてみましたのでまずはこれで練習してみてください。
http://ktskn.web.fc2.com/JpEnPrctcGnrl.html

 文を会話の中で使えるようになるコツは、まずは「2,3語でできている簡易文から始める」のが効果的です。やり方は「日文を英訳して、自分で発音してみる」です。「英文を日訳」ですと、リスニングしか上達しません。よく、英会話教室でリスニングだけ得意な人がいますが、話す事が全く苦手なので会話ができていません。
 「日文を英訳」だと、今度はリスニングが苦手になるのでは?いえいえ、それがそうでもないんです。上のサイトの英訳トレーニングを自分が合格点を付けられるまででやってみてください。

 「英語は英語として理解しなきゃ」―そのレベルは、たとえ簡単な会話であっても相当高いです。「英語を英語として理解」するには「即理解(そくりかい)」力を養わなくてはなりません。つまり、言われた瞬間に意味がわかる。どうやるの?―いやいや、あなたは今現在、すでに少なくとも2,3文はできているはずです。 Thank you. Nice play!  Good Morning. I love you. などなど。これらは「英語を英語として理解」していて、いちいち日本語に訳してはいないはずです。では、「英語を英語として理解」する文をどうやって増やしてゆくかー手短に言えば、「英語を英語として理解」したい単語や句、文をいろいろな場面で聞く、話してみる、見るーです。
 Nice play! という簡易文が一番わかりやすいかもしれません。なぜ、Nice play!を「英語を英語として理解」できているのか。それは、いろいろな場面で「Nice play!」を聞いたり言ったりしてきたからです。お父さんが見ていたTVのスポーツ番組で、あるいは滋養強壮ドリンクのコマーシャルでときどき耳にした。学校では体育の球技で友だちが「Nice play!」で応援していた。自分もまねして言ってみた。その後、またTVで聞いた。こうして、いろいろな場面で何度も「Nice play!」を聞いたり言ったりしたため、この文が「英語を英語として理解」するレベルに達したわけです。
他の文も「英語を英語として理解」できるようにするにはーそれは上記のやり方を人工的に作り出してゆけばいいわけです。詳しい話は後日お話しましょう。

長い文ほど良い英語?
 日本人は長い文を話すのに憧(あこが)れますが、実はネイティブは長い文はあまり歓迎していないようです。というのは、外国人(日本人)の英語は発音の間違いが多く、長い文を話されると聞き取れない単語が多くなること、また日本人を相手にしているネイティブは他の外国人(ドイツ人、オランダ人とかベトナム人インドネシア人など)とも付き合いが多く、「外国人との会話=簡易文」という状況に慣れているからのようです。なぜ、簡易文なのか?―というのは、ドイツ人とかインドネシア人など非英語圏の人は英語が母国語ではないので、すぐに聞き取れる、すぐに話せる英語はどうしても簡易文中心になる。つまり、「日本人以外の非英語圏の人も実は英会話は得意ではない。」という事実です。結局まとめるとどうなるのか、というと、比較的多くの内容を伝えたい時には、短い文で切って、間(ま)を入れながら、短い文をたくさん話すーのが実は一番好まれるようです。

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