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「情報の大切さ」を思い知った。(その2)


 さて、東津野城川林道(東線)ですが、右の図の矢印になります(クリックして拡大して見てくださいね)。ネット等で調べなければ100%当てることはできなかったでしょう?特に、下部の上本村という地区で道が無くなっている(ように見える)ので、誰もが「これは地区内の道路だな」とすぐに諦(あきら)めてしまいます。ところが、ネットでこの林道の存在を確信した人は諦めずに地元の人や道の駅などで聞き込みをします(僕は「道の駅ゆすはら」で林道への入口を教えてもらいました)。そして、実はこの林道は地元の檮原町(ゆすはらちょう)内では超有名な幹線道路であったーということを初めて知ることになります。

 当日は午後3時半頃、林道の入口を入りました。しばらく走ると霧が出てきました。この林道はひたすら緩(ゆる)やかな上り道で四国カルストまで続いています。標高が上がるにつれ、霧は次第に濃くなってきました。こんな濃い霧は初めてです。ハイビームで照らしているにもかかわらず、ついに2m先までしか見えなくなった。この時、「この広い道でよかったなあ、あ、あー」とつくづく思いました。あまりにも濃い霧のため、まだ4時前なのに辺(あた)りは暗い夕暮れ時のようです。もし、この道を通らず、ナビの指示通りに山間の狭いクネクネ道を行っていたらーこの濃い霧の中では相当苦しかっただろうと。つくづく、「前の日に調べておいて良かったなあ」としみじみ感じ入ったわけです。

さて、ノロノロと1時間半ほどかけてようやくカルストの東端、「天狗荘」へたどり着くことができました。天気が良ければ四国の山並みや澄んだ夜空に満天の星星が見られたはずなのですがこの霧では全く無理です。「明日は晴れるかも」と一縷(いちる)の望みをかけてその日は就寝です。

 次の日の朝、起きてみると相変わらずの霧です。まあ、とにかくせっかく来たのだからと、予定どおり四国カルストの見学をすることにした。天狗荘から尾根の舗装路を西へ向かって走り出します。しばらくすると、霧が少しずつ晴れてきました。次第に無くなってゆきます。陽も当たるようになってきました。「これはいいかも」。そして、遂になんとほとんど晴れ間になったのです。そしてその日は奇跡的に青空の元、四国カルストと遠くの山並みの風景を楽しむことができました。

今回の旅はスマホを持っていって大正解でした。リアルタイムに雨雲の状況や流れ方を見ることができ、できるだけ雨を避けながら、避けられないなら雨でも楽しめる場所へ行き先を変更する。そんな感じで、雨週にもかかわらず3日間の旅行のうち雨に降られたのは1日だけという結果となり、回るルートと雲の隙間(すきま)がかなり合っていたというような幸運もあり、「上手く避けられたな」という感じの旅でした。まさに「スマホ様様」というところです。

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