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人の心は鏡のようなもの

 長いこと人間をやってきたが、つくづく思うのは「人の心は鏡のようなもの」。にこやかにあいさつすれば相手も返してくるし、ぶっきらぼうで愛想のない奴でも少なくとも悪い気はしていないようだ。逆にぞんざいに扱えば、相手もこちらにあまり気を使わなくなる。そう、「人の心は鏡のようなもの」。自分の行動がそのまま返答としてってくる。こいついい奴だな、と思えば相手もしだいにこちらに親しみを持ってくるし、嫌な奴だと思えば、相手もこちらを嫌いはじめるものらしい。
 となれば、行動は簡単。人間関係は「鏡」なのだから、良く接するにこしたことはない。幸いというか俺は比較的親切らしいので、何か失敗をしてもあまり人から責められるということが少ない。まあしかし、意地の悪い奴というのはいるもので何かにつけやたらと攻撃してくる人間はいるにはいるが、そうゆう場合はガンと一発お見舞いしているのでこれまた解決ということになっている。
 昔、戦争というものがあった。よその国に土足で上がり込み、強盗、殺人、その他やり放題。しかしやはり「人の心は鏡のようなもの」。弱き人々であっても憎しみは後々まで残る。中国や朝鮮といまだにぎくしゃくし、色々不幸な問題も起きているのはこのせいだ。
 よその国へ行きたたかったら、旅をすればいい。「やあ、こんにちは」。挨拶して風光明媚な土地をまわり、旨いものを食べ、土産でも買って帰るならば、あなたに対して何のしこりも残らない。いや、あなたに好感を持つ人間さえも出てきたりする。
 どうやら、人間は長い間遠回り、なんと無駄なことをしてきたようだ。鏡に向かって攻撃しその結果傷つけられてきた。簡単なことではあった。鏡に向かい、にこやかにつきあえばそれで皆幸せに暮らしてこれた。たぶんそうだった、ということだ。

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