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ピアノ弾き

 最近は、アコギターを弾ける機会はだんだん増えてきましたが、ピアノを人前で弾ける機会があまりなく、結構うっぷんが溜まっています。
 つまり、「披露できる場所がない」、「人前で弾く機会がない!」ですわ。そう言われてみれば、と思いませんか。アマチュアピアノ弾きが人前で演れる店やイベントなどほんとうに少ないのです。ですから、毎年年末に開かれるわが町のピアノマラソンは土日2日にわたって300人以上の出演者があり、近隣市町村から集まってくる演奏者をむげに断れずに毎年パンク状態です。
 そうゆう現状なので、もし喫茶店やおしゃれなパブなどで経営がおもわしくないお店がありましたら、うまく宣伝さえできれば、弾きたい人は実はかなりいるので、潜在需要は大きいと思います。(※ グランドピアノにこだわる人はほんの一部ですので電子ピアノでOK。あとは客が5,6人いれば弾き手は十分満足します。また、フルートやバイオリンなども披露する場がないようです。)
 話が本題からそれました。本題に入ります。ピアノに取り組んだことのある人は女性を中心に多いのですが、およそ9割以上の人が挫折してやめてしまっています。まあ、無理もないことではあります。何しろ右手と左手を別々に弾いて合わせないと聴き応えのある演奏にならないのですから。人間は本来、右手と左手は「同じ動きをさせる、似た動きをさせる」のが自然なので、ピアノのようにレベルが上がるにつれて右手と左手の動き方が異なってくる楽器は「非常にマスターしにくいもの」と言えるでしょう。

ピアノはとても難しい楽器なのです。だから、「できなくて当たり前」なんです。もしあなたが過去に挫折した経験があるなら、音楽分野ではごく普通の才能の持ち主だったということです。根性や頑張りがたりなかった、ということではないのです。どうですか?やめるきっかけになったのは、「自分より練習量が少ない子が自分より上手くなっている。」のを見た時ではないでしょうか。
 さらにピアノの場合、音を響かせる「ペダル(右足で踏む)」があります。これがまたやっかいで、「鍵盤を弾いた直後に踏む」ような構造になっています。(音を響かせたい時は、「鍵盤とペダルを同時に踏みたい」のが人間の自然な動きですが、これをやると「ブアーァーン」と何とも汚い響きになってしまいます。つまり、「右手と左手を別々に弾く」だけでも大変なのに、上級コースでは、踏むタイミングを少し遅らせるペダルが加わってきます。そして、このペダルを踏む行為が1曲の中で最低20回はあるので、「全くお手上げ」状態になってしまいます。「人間の自然な動き」に反するものが2つもある。しかもそれが演奏には重要で欠かせない技術、これがピアノです。

 ピアノソロ…うまい人はどうやって弾いているか
 これは学校の男女混合コーラスを思い浮かべてもらえればーです。女子の高音パートが右手、男子の低音パートが左手。特に、男子の低音パートについては、およそ「その曲のメロディ」とは無縁の、まとまりのない地味なメロディが最初から最後まで続く感じなのですが、これがいざ、主メロディの女子高音パートと合同で合わせてみると、なんとも立体的でまとまりのある魅力的な合唱になりますよね。ピアノも全くこれと同じ原理です。左手の演奏が右手と違えば違うほど、両手の演奏を合わせた時にはより魅力的な演奏になります。(もちろん左手の演奏は右手のメロディ演奏に上手く合うように「計算された違う音」ではあるのですが)

僕はYOUTUBE上にギターと合わせ、100曲ほどアップしています。もしよろしければいらしてください。
https://www.youtube.com/user/katsukun1958/videos

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