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台風は「右前」が一番怖い

 よく、ニュースで「台風直撃!」などという、見出しを見かけるが、実は怖いのは台風が自分が住んでいる地域の西側を通る場合だ。台風というのは「右前」部分が一番力が強い。最近、千葉県に甚大な被害をもたらした台風15号を見てみよう。
 この台風で直撃されたのは東京都であるが、東京の被害量は千葉県の1/100以下だ。台風は右腕からパンチを繰り出しながら進んでくるーという言い方が一番わかりやすいかもしれない。

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 いずれにせよ言えることは、「このような台風はめったに来ない」―ではなく、これからもちょくちょく来そうだーということ。なぜならば、地球温暖化の影響で日本の南の海の海水温が上昇しているから。従来の台風は日本に近づくにつれて日本近海の海水温によって勢力が弱められてきた。台風はもともと赤道付近の暖かい海で生まれ、そして発達する。なので通り道の海水温が高いほど「居こごちが良い」わけだ。

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次はわが地域かもしれない
 そんなわけで、今後も強力な台風が来る可能性は「大」であり、そしてわが地域のすぐ西側を通るかしれない。ボーッとしていると千葉の二の舞になる可能性は大である。だから、今のうちに(余裕のあるうちに)いろいろと「備え」はしておいた方が良いー(自分を含めて)。「あなたの車庫の屋根は大丈夫でしょうか。」「何か風で飛びやすい物は庭やベランダ、バルコニーに置いていないでしょうか」。もし部材などが飛んで付近の家の窓や壁などを壊したら、「想定外の強風でしたので仕方がない」では済まないでしょう。
 もしあなたの家に雨戸が付いていない窓があったなら、雨戸を付けるか、でなければ何か代わりになる物を今のうちに準備しておいた方が良い。千葉では強風ですっ飛んできた部材でたくさんの窓が割れて室内が水浸しになりました。室内の物、特に電化製品は雨に濡れるとダメになります。その部屋にも当分住めません。その部屋が2階なら1階に雨漏りしてくる可能性も大きいです。


 そして、市町村などの自治体はできるだけ多くの職員を千葉や西日本のような被災地に派遣するべきですね。それは「応援」ということだけでなく、巨大災害に対し、何をすべきか、何が大切なのか、日頃の準備は?―というような事を実際の災害現場で学べるからです。

Q.いつでも見たい時に最新の台風の位置や状況を知りたい

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Q.台風が東に進路を変えたら、右前は南東の方向に変わる?

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