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春と秋が短くなってきた…

 地球温暖化のせいか、近年四季のうち春と秋が極端に短くなってきた。昔の春と秋は−
春:4月から5月末まで。暖かい季節だった。
秋:9月から11月中旬まで。爽やかな過ごしやすい季節だった。
 今はこの春と秋が極端に短くなり、最近では秋など「もはやない。」とも言える。どのようかというと、例えば9月末では−昼は暑いのだけれど朝晩は冷え込み始める。「ああ、秋が来たのかな」と思うが、相変わらず昼はいつまでも「暑い!」。ところが朝晩は「寒い!」。こんな感じでだんだん「寒い」時間が長くなり、そしていつの間にか−冬となってしまう。その様子はまるで「熱い風呂に冷たい水道水を入れている」感じで、とても本来の秋「爽やかな季節」とは言いがたい。
 思えば中国やインドではかつてほとんどの人達が牛や馬、ロバを引き自転車に乗っていた。それが今では皆工場に勤めだし、その工場はというと汚水煤煙規制などあまりなく、その政府は経済成長最優先で「とにかく発展」で歩んできている。最近ではベトナムインドネシアではホンダ、ヤマハのオートバイが大人気なのだそうだ。一家に1台オートバイ。子供は乗るは、奥さんさえも。1台に4,5人乗る場合もある。独身の若者は「デートはオートバイで2人乗り。彼女は腰に抱きついている。」だそうだ。
 かつて、農耕力に頼っていた貧しい発展途上国も先進国からの衣類・雑貨工場などの進出に伴い、所得が増加。オートバイくらいは「何とか買える」ほどになってきたのだ。日本だって、車は「一家に1台」から「一人に1台」へと徐々に増えてきている。このままでゆくと、いずれ日本から春と秋はなくなってしまうのでは−と心配している今日この頃である。

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