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交通違反で捕まりました。

 先日、「一時停止違反」ということで張り込んでいた交通警察官に捕まり、罰金7000円を支払う羽目になった。

が、その違反がどうにも納得がいかないのでここへ書くことにした。問題の箇所は右写真の所である。普通、このような信号機のない交差点では交差点付近に一時停止線があるのが常識であるが、ここでは交差点から10mも手前に一時停止線がある。こちらにしてみれば「えっ?、道の途中にーいきなり一時停止線があったの?」という感じである。停止線もかなり薄れてきており見にくい。
 捕まった日は夜7時頃であった。この時、この辺り(あたり)はもう真っ暗で交差点付近には誰一人居なかった(実は原付きバイクに乗った交通警察官が交差点の反対側に、一人ヘッドライトを消して闇に潜んでいたのだが)。交差点を左へ曲がった所で右手後方から大きな警笛が鳴った。ピピピッー…何事かと思い、バックミラーを見るとヘッドライトを点灯し、追いかけてくるバイクが1台あった。ピピピッー、ピピピッーと何回か鳴らしてくる。「これは警官だな。でも何だろう?」と思い、左の道に追い込まれて僕の車は停車した。続けて警官のバイクも左の道に入ってきて停車。

警官「今、交差点で一時停止しなかっただろう。」
僕 「しましたよ。止まりました。」
警官「いや、止まらなかった。ちゃんと見ていたんだから。
はい、一時停止違反で減点2点です。」
僕 「待ってくださいよ、一時停止しましたよ。」
警官「いや、一時停止線は交差点の所にはない。もっと手前だ。君はそこを止まらずに通り過ぎただろ?」
僕 「はあ?」(停止線は交差点にはなかったのか?もっと手前だって??)

 確かに、さっきの写真を見る限り、交差点から10mも手前に一時停止線がある、あった。結局、確かに標識違反であるので、青切符にサインすることになったのだが、それにしてもとんでもない所に一時停止線が!!??、むむむ…。」
 家に帰ってから、ネットで検索してみる。同じような事例があるのかと。あった、ありましたよ。それにしてもこんな手前に一時停止線があるなんて。こりゃ、この場所をマークしてあるドライバーでないと完全に引っかかるぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=x_I36QP8U7o
 交通違反で1年間に国庫に入る総金額は700億円だという。問題はこの金額が「予算化」されているという点だ。予算化されているというのはどうゆうことか。つまり、使い道が毎年既に決まっているーということ。交通標識、信号機やガードレールなどの交通機材の購入だ。そして、警察の幹部が退職するとその製造会社へ天下りするので、「かなりお高い」お値段になっているようだ。そのため予算は「多め」になっており、毎年年度末には「目標額に届かない」ことが多いそうだ。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50024?page=2
 そのため、少々無理にでも「捕まえる」ということになる。実際、うちの親父(オヤジ)の場合では黄色信号で交差点に入ったところ、信号無視で捕まった。紅葉マーク(高齢者マーク)を付けた、おとなしい運転の車なので脅(おど)せば丸め込めるーと目を付けられたようだ。親父は、「黄色だ、黄色!」と何回も主張したが結局受け入れてもらえなかったーと憤慨(ふんがい)していた。
 他方、本当に危険な、例えば車両間隔を詰めて前の車にスピードを出させる「煽り(あおり)運転」などにはいまだに取締りは少ないようだ。これは危険な運転をするドライバーは強気な性格の人が多く、捕まえると、「見ろ、あの車もやっているじゃないか。俺だけかよ。」等々、なかなかゴネが強く警官側も切符を切るまで苦労するようで、それならば手っ取り早くおとなしそうな車(つまりおとなしいドライバー)を捕まえたほうが楽―という発想だ。しかし、このような取締りならば、本来の目的であるはずの「交通安全」には程遠く、単なる目標金額達成のための件数稼ぎとしての取締りである。
 僕が捕まったここの一時停止線も「かすれて見にくい状態」を修復する予定はないようだ。そもそも信号機のない交差点なのに、あえて10mも手前に一時停止線を付ける必要があるのか。もしあるのならば、目立つように路面埋込み型の点滅ランプや警告電光掲示板などの設置が必要ではないか。
 後で地元の人に話を聞いたが、ここはこの市内で一番警察官が潜んでいる餌(えさ)場的なポイントだそうだ。よく捕まるらしい。もうこの道は通れませんね。目的が「交通安全」ではなく、「稼ぐ」なのですから。写真撮影の帰りがけに見た「30」の速度制限の標識も樹の枝葉が覆い始めていたなあ。

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