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財布を落としてしまった。

 去る10月の初めに財布を落としてしまった。この時は間(ま)の悪いことに現金が4万円も入っていた(ちょうど人間ドックの支払いがあったので)。電車内かと思い、終着駅まで行き、改札で問い合わせたが、該当の落とし物はないとのこと。その後は警察への届け出、その他後始末で大変だった。ズボンがきつめだったので、座っているうちにポケットから押し出されたのかもしれない、などと思いながらがっかりした。

まず、警察への届け出
 交番へ直に届け出てもいいし、大きな警察署では電話での受付も行っている。クレジットカードなどは即使われる恐れもあるため、「今日は遅いから明日。」などと言わずすぐに届け出た方が良いみたい。届け出内容は東京の警視庁データベースに登録され、全国の警察署が見ることができるという。

次に、クレジットカードを停止してもらう
 その次は、クレジットカードの停止。契約会社の該当窓口をネットで調べて電話したところ、「それでは、すぐ止めます。もし、紛失されたカードは出てきてももう使えません。新カードの発行に540円かかります。新カードは番号が全く違います。1週間後くらいに郵送でご自宅に届きます。」とのことだった。これでチョン。おしまい。。クレジットカードの無効化は、わりとあっさりしたものだった。
 これからは余分な現金は入れておかない方が良い、大きな物はカードで買った方が良いのかもと思った。落としてもすぐ無効化できてしまう。カード会社にしても不正に使われた分については本来の所有者は支払いを免除される規定になっているので、即停止しないとカード会社の損失になってしまう恐れもあるため簡単に停止してしまうのだろう。

免許証の再発行手続き
 財布の中には当然ながら「運転免許証」も入っていた。今は手元にないーとなれば明日からは運転ができないー再発行手続きはー。これもネットで検索。あった、ありましたよ、運転免許証の再発行手続きについて。なになに、いろいろと下へ読んでいくと、なんと、運転免許センターで手続きすると、その日のうちに再発行してくれると書いてあるではないか(最寄りの警察署で手続きした場合は2週間くらいかかる)。さっそく、申請用の写真の作成を始める。まだ落としてから2時間くらいしか経っていない。明日になれば落とし物の届け出があるかもしれない。しかし、無かった場合はー運転免許証が無いと仕事に非常に差し障りが出てくる。さっそく、デジカメで家族に顔写真を撮ってもらい、画像ファイルをパソコンへコピーする。そして、印刷だ。えーっと、タテは4cm、ヨコは3cm。お役所はこうゆう所はうるさいので正確な寸法で写真を作成しよう。パソコン画面上では印刷後の現物の長さがわからないので、とりあえずハガキに推測で印刷してみた。おっ、だいたいピッタシやないか。これでええわ。規定の大きさに写真を切り抜いたところで、本日の作業は作業終了。

運転免許センターへ向かう

 翌日は人間ドックの日。電車で日赤病院へ向かう。JRの落とし物センターへメールアドレスを登録しておいたので落とし物が見つかれば連絡が来るはずだ。しかし、電車内、また病院内でGmailの赤い画面を見ていたがメールは入ってこない。これはいよいよ出てこないぞ。昨晩の写真作成作業が生きてきた。人間ドックは12:30頃に終了したので、いつもは午後に聞く「医師の総合診断」は後日に回してもらって、駅へと急ぐ。地元の駅から地元の運転免許センターへ向かうためだ。父親に駅まで迎えに来てもらって運転免許センターへ向かう。実は免許の再発行受付時間は朝の10:30〜11:00、それと午後の14:30〜15:00の短い間だけだ。
 14:50に運転免許センターに到着。受付で持ってきた写真を提出(この写真は申請用紙に貼るためのもので、免許に表示する写真は後でセンターの2階で撮影する)。申請用紙を記入してゆき、裏面を見るとちょっと驚いた項目があった。
再発行申請回数は何回めですか。|1回、2回、3回
3回なんて申請する人がいるのか。しかし、考えてみれば運転免許証は運転時には常に身に付けておかねばならない物。しかし、常に持ち歩いていれば当然落とす可能性も大きくなる。大勢の人間の中には、忘れっぽい人も一定程度いるわけで、免許有効期間の5年間の間に3回申請する人もやはり居るのだろうなーと納得した。
 申請書を提出後、2階へ向かう。ここでもまた手続きだ。30分ほど待つ。ようやく呼び出された。審査が終了したという。そして、写真撮影だ。運転免許証用の写真はここで撮る。撮影後、また1階へ戻る。ここで新しい免許証が交付されるという。15分ほど待つ。呼び出された。やった、新しい免許証だ。交付に伴い、若干の注意を受ける。
1.紛失した免許証はもう無効となる。出てきた場合は、当センターへ届け出ること
2.免許証を2枚持つことは許されない。
最後に、「再度の紛失に気をつけてください。」との注意を受け、全て終了。かかった時間は約1時間30分、費用は再申請手数料として3500円。まあともかく、お役所にしては迅速な再発行でした。おそらく運転免許がないと仕事等で支障をきたす人が多く、当日の再交付体制ができてきたのだと思うが、とにかく助かった。
 もう1つ、健康保険証も一緒に無くしたのだが、これは再発行には2週間くらいかかった。これも普段は財布には入れてはいない物だが、たまたま翌日が人間ドックだったため、運悪く入れておいた物だ。

 現在、紛失日から約1ヶ月近くが経った。損失額は現金以外に音楽チケット、バスカード、ズボン、財布の買い換え等で約6万円となった。そのほかに精神的な苦労や諸手続等の時間的な損失。やはり、財布は貴重品なのだなーと改めて思った次第である。やれやれ…。

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