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地方の鉄道はバス路線に

 表題だけを見ると多くの抗議を受けそうだが、僕の提案は「現在の線路をはがして舗装し、バスを走らせる。」という、いわゆるBKOと言われるバス専用路線にしようという提案だ。アスファルトの舗装路面にすれば鉄路に比べて保守・点検・修繕の費用は大巾に減らせる。
 鉄道では線路のわずかな巾の狂い、ゆがみでも大きな事故につながるので24時間常に「保線」といわれる線路や枕木への丁寧な点検・修繕が必要で、かなりの保線職員、部品・機材の経費がかかる。その点、専用道バス路線なら車両が2両までならゴムタイヤのバスで連結運行が可能である。経費を大巾に減らせる分増便したり、主要道路との立体交差工事費などまでも捻出できるようになるのではーと思う。

 他にもメリットがある。停留所の数が増やせるし、田舎では乗務員の裁量で客の都合のよい場所での乗り降りもできるのではないか。なにより一般道を走らないので渋滞がなく、ほぼ定時運行が可能という点が最大の魅力だ。バスの一番の欠点は渋滞などで定時運行ができない点。つまり、「バスはいつ来るかわからない、もう行ってしまったかもしれない。」という不安を常に客に抱かせてしまう点だ。特に冬の寒い日にこうゆう不安を持ちながら待った嫌な経験をしてしまうと、誰もが老人でも軽自動車なりを無理をしてでも購入してしまい、以後ほとんど車のみを利用するようになってしまう。
 市町村が肩代わりしている累積赤字が巨額になり、BKOもできなくなる前に専用道バス路線にしてしまう方が結局地元のためになると思うのだが。    <写真は線路跡を走るバス↑>
 「バスは排気ガスを出す。」という意見があるが、現実には地方路線はディーゼル車両が多く、燃料は鉄道、バスどちらも同じ軽油。「鉄道を残したい。」という郷愁からいろいろ反対意見は出るのだと思うが、「財政面も含めて現実的にどうすべきか。」を考えた方がいいと思う。

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