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このところ、テレビを見なくなった。

 かれこれ10年くらい前から、あまりテレビを見なくなった。それはたぶん、いわゆるお笑い芸人を中心とした「威勢のいいウケ芸人」が増えてきたから。調子がいいだけで、その時だけ面白い人達なんだよね。ベスト10の歌もそう。ティーンエイジの女の子向けのウケを狙った気取った歌い方が鼻につく。
 半年や長くても2、3年でいなくなってしまう芸人ははたして本物なのだろうか?勢いがあるだけで実は浅い芸しかない人達ではないだろうか。だとしたら、そんな人たちの顔や名前を憶えても意味がない。いつの間にかそう考えるようになった。
 本物の芸人とはー自分の中では「少なくとも10年、TVの主な番組に出続けている人」という基準がいつの間にかできた。10年は長い。時という「ふるい」は容赦なく、本物以外は振り落としてしまうだろう。さりとて、その芸人は高尚である必要はなく、たとえば志村けんやビートタケシも「本物」だと思っている。世の中にはお気軽娯楽も絶対必要なので、その分野の達人として価値のある人たちだと思う。そうゆう点から見ると今のTV界は浅い芸人があまりにも幅を利かせているので「くだらないなあ。」と思っているわけである。代わってインターネットの方で面白いページが増えてきたので今は放課後はこちらが主。TVが売れないのは僕のようにTVを見なくなった人が増えてきているというのも1つの大きな原因のではないだろうか。
 では、全く見なくなったかーというとそうでもなく、いわゆる好きな番組だけ「録画」して暇な時に見ている。TVガイド本を毎月買っていて、毎日曜の夜に1週間分のページをチェックして予約するようにしている。まあ、目に留まったものは一応予約するのだが、見る時に5分見てつまらなかったらその場ですぐ消去ーというようになっている(ここでも「ふるい」だね)。はやり芸人の顔、名前、ウケ文句を憶える必要がなくなってからずいぶん楽になったような気がする。

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